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ISO内部監査員力量要求が厳しくなりました

ISO19011-2018マネジメントシステム監査の指針の変更点と影響

  • 2018年7月、マネジメントシステム監査の計画、実施及び報告に関する指針を提供する ISO 19011が改訂され、『ISO 19011:2018  (マネジメントシステム監査のための指針)』として発行されました。
  • 今回の規格改訂により、監査員は、組織のビジネスの戦略的方向性を見据え、リスクに基づく視点に立つことにより、組織から頼りにされる存在となる方向へ一歩踏み出したと考えられます。

1.ISO 19011改訂で考慮されたことと主な変更点

  • ISO 19011の第1版が発行されたのは2002年でした。これは品質マネジメントシステムと環境マネジメントシステムの監査のみが対象の規格でした。
  • その時点で発行されているISO マネジメントシステム規格はこの2つだけだったからです。
  • その後、2011年の最初の改訂時までに、さまざまな分野を対象とするマネジメントシステム (MS) 規格が多数策定されました。
  • このため、2011年版ではさまざまなMS監査のための汎用的な指針へと大きく姿を替え、附属書Aとして「分野に固有の監査員の知識及び技能に関する手引及び例」も追加されました。
  • ISOによる2011年版の見直しは2015年10月に始まり、2016年4月、新プロジェクトとして承認され、改訂の作業が始まりましたました。
  • 2011年版発行から5年の間に、テクノロジーの驚異的な進歩、さらに数を増したMS規格とそれによる混乱への対応として策定された附属書SL、グローバル化するサプライチェーン、世界をリードする企業におけるガバナンスをめぐるさまざまな問題の発覚など、マネジメントシステム監査を取り巻く状況は大きく変わりました。
  • 今回の改訂では、ISO 9001、ISO 14001、ISO 22000、ISO 45001、ISO 27001をはじめとする附属書SL準拠の規格への対応複数の分野のマネジメントシステムを包含するマネジメントシステム及びその監査への対応、また、テクノロジーの進歩による監査活動の変化 (例えばICTを使用した遠隔監査) や監査される活動/情報の変化 (例えばテレワーキング、あるいは電子化された文書/記録類) などへの対応が考慮されました。
  • 上記は、監査プログラムや監査の方法についてだけでなく、監査プログラムマネジャーや監査員を含む関連の要員の力量要件においても考慮されています
  • 例えば、監査プログラムをマネジメントする人には今後 ICT、プロジェクトマネジメント、リスクマネジメント、プロセスマネジメントの知識/技能が必要としています
  • 2011年版からの主な変更点として以下を挙げています。
  1. 監査の原則に7つ目の原則として「リスクに基づくアプローチ」の追加
  2. 監査プログラムのリスクを含む、監査プログラムのマネジメントに関する手引の拡充
  3. 監査計画の策定をはじめとする監査の実施に関する手引の拡充
  4. 監査員に要求される共通の力量要件の拡充
  5. 成果物 (例えば計画書) ではなく、プロセス (計画の策定) を重視するための用語の調整
  • MS 規格への附属書SLの導入とISO 19011
  1. 附属書SL準拠のMS規格に合わせて用語と定義が追加/改訂された
  2. 7つ目の監査の原則として、「リスクに基づくアプローチ」が明記された
  3. 組織の状況 (context) を監査するための手引が追加された (附属書 A)
  4. リーダーシップとコミットメントを監査するための手引が追加された (附属書 A)
  5. リスク及び機会を監査するための手引が追加された (附属書 A)
  • ISO 19011:2018が与える影響
  1. ISO 19011は要求事項ではなく、ガイダンス規格です。したがって、組織は必ずしも監査のやり方を変えることを要求されているわけではありません。
  2. しかし、組織は、自分たちの監査に関するアプローチを見直し、この規格に含まれる手引を活用することによって、監査プロセスをより効果的にし、より力量のある監査員を育成することができます。
  3. 監査プログラムをマネジメントする人は、組織の状況 (context) を検討し、被監査組織の内部及び外部の課題と利害関係者の要求事項を理解しなければなりません。
  4. そして、リスクに基づくアプローチ (7番目の監査の原則)を採用し、ハイリスクの分野、あるいはパフォーマンスに問題があるところに焦点を当てることを確実にしなければなりません。
  5. また、監査プログラムを監視し、監査プログラムの目的を達成するために、必要な場合、変更や改善を行わなければなりません。
  6. このため、監査プログラムをマネジメントする人には、プロジェクトマネジメント、リスクマネジメント、プロセスマネジメントに関する力量が求められるのです。
  • ISO 19011:2018 のもたらした重要な変更の1つに、監査証拠の定義の変更があります。
  1.  これまでは、監査証拠は「検証できる情報」でしたが、2018年版では、「ある程度検証の対象となり得る情報」、つまり、グレーゾーンの情報までが監査証拠になり得るとされています (6.4.7)。
  2. 監査員は、特に附属書SL に準拠する規格を監査する際には、監査証拠にどの程度信頼を置くことができるかを専門家として判断 (附属書Aに手引があります)をしなければならなくなります。 
  • 監査チームリーダーには、監査を効率的、かつ効果的に実施するのに役立つ必要な力量だけでなく、被監査組織のトップマネジメントと戦略的な事項を協議する力量が要求されます。
  • また、監査チーム内に協力的な業務関係を構築し、チーム内の問題に対処するためのリーダーシップを発揮する必要があります。
  • さらに、情報通信技術 (ICT) を理解し、適用することができなければなりません。

ISO19011:2018 マネジメントシステム監査の指針

【ISO19011:2018マネジメントシステム監査の指針】規格の全文が以下の項目をクリックすると、パラパラページで閲覧することができます。

 

ISO内部監査員の力量アップ

 ISO19011−2002の当初から、ISO内部監査員の力量は要求されている。

  • ISO19011−3.1項抜粋による監査の定義
  • 監査基準が満たされている程度を判定するために、監査証拠を収集し、それを客観的に評価するための体系的で独立したプロセス」
  1. 監査基準:一連の方針、手順又は要求事項
  2. 監査証拠:監査基準に関連し、かつ、検証できる、記録、事実の記述又はその他の情報
  • ISO内部監査員研修では、全ての監査員研修のカリキュラムに含めて研修により実践している。

 ISO19011−2018改訂版では、さらに内部監査員の力量は厳しく要求されている。

 「あどばる経営研究所」の提供する内部監査員研修は、全てこれらの内部監査員力量を重視した物として考慮している。

IATF16949−2016内部監査員力量/要求事項

7.2.3 内部監査員の力量

  • 組織は,顧客固有要求事項を考慮に入れて,内部監査員が力量をもつことを検証する文書化したプロセスをもたなければならない。
  • 監査員の力量に関する追加の手引には,ISO19011を参照する。
  • 組織は,資格を持つ内部監査員のリストを維持しなければならない.
  • 品質マネジメントシステム監査員,製造工程監査員,及び製品監査員は,全て,次の最低限の力量を実証できなければならない。
  • a) リスクに基づく考え方を含む,監査に対する自動車産業プロセスアプローチの理解
  • b) 該当する顧客固有要求事項の理解
  • c) 監査範囲に関係する,該当するISO9001及びIATF16949要求事項の理解
  • d) 監査範囲に関係する,該当するコアツール要求事項の理解
  • e) 計画,実施,報告,及び監査所見の完了の仕方の理解
  • さらに,製造工程監査員は,監査対象となる該当する製造工程の,工程リスク分析(PFMEAのような)及びコントロールプランを含む,専門的理解を実証しなければならない。
  • 製品監査員は,製品の適合性を検証するために,製品要求事項の理解,並びに該当する測定及び試験設備の使用において,力量を実証しなければならない。
  • 力量を獲得するために教育訓練が提供される際は、上記要求事項を備えたトレーナーの力量を実証するために文書化した情報を保持しなければならない。
  • 内部監査員の力量における維持及び改善は,次の事項を通じて実証しなければならない。
  • f) 組織が定める,年間最低回数の監査の実施
  • g) 内部変化(例:工程技術,製品技術)及び外部変化(例:ISO9001,IATF16949,コアツール,及び顧客固有要求事項)に基づく,該当する要求事項の知識の維持

7.2.4 第二者監査員の力量

  • 組織は,第二者監査を実施する監査員の力量を実証しなければならない。
  • 第二者監査員は,監査員の資格を取得するために顧客固有要求事項を満たし,次の事項の理解を含む,最低限の核となる次の力量を実証しなければならない。 
  • a) リスクに基づく考え方を含む,監査に対する自動車産業プロセスアプローチ
  • b) 該当する顧客及び組織の固有要求事項
  • c) 監査範囲に関係する,該当するISO9001及びIATF16949要求事項
  • d) PFMEA及びコントロールプランを含む,監査対象となる製造工程
  • e) 監査範囲に関係する,該当するコアツール要求事項
  • f) 計画,実施,監査報告書の準備,及び監査所見の完了の仕方

IATF16949:2016内部監査員の力量実証に必要な資料

 IATF16949:2016内部監査員研修 受講企業/事務局各位 

IATF16949:2016内部監査員の力量実証について                                             

  • 今般のIATF16949:2016規格要求事項では、内部監査員の力量の実証が求められており、以下の資料を準備される必要がありますので、ご確認下さい。

実証資料

準備方法

1.内部監査員教育訓練計画

貴社で作成準備下さい。

2.内部監査員研修内容

配布済みの内部監査員研修カリキュラム

3.内部監査員研修テキスト

配布済みの内部監査員研修テキスト

4.内部監査員研修修了証明

配布済みの内部監査員研修修了証

5.同上に係る理解度の確認

貴社により理解度テストなどを計画下さい。

6.内部監査の実施証明

貴社により以下の資料の準備が必要

①内部監査計画(含む供給者に対する二者監査)

②内部監査員毎の監査実績資料

③マネジメントシステム監査、製品監査、工程監査の実績資料

7.トレーナーの力量の実証

当方で準備した別添資料を活用下さい。

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ISO認証取得コンサルティング

ISO審査機関情報

次のような企業、組織の方は
是非ご相談ください。
・ISO認証取得を計画しているので新規採用したい
・審査機関を費用、信頼性などの理由でよりよい審査機関に変更したい
・各サイトが複数の審査機関でばらばらになっているが一本化したい
・海外のサイトとの関係で、外資系審査機関で統合したい
・費用、審査方法について各審査機関の長短を知りたい
・その他審査について基本的なことも含めて知りたい

代表者プロフィール

代表者写真.jpg

中小企業診断士/経営コンサルタントISO9001&14001審査員シニアリスクコンサルタント認定SOXアドバイザー上級内部統制管理士
(財)埼玉県産業振興公社専門員
(財)千葉県産業振興センター専門員
 
1943神戸市に生まれる
1965大阪大学溶接工学部修士修了
1986トステム㈱海外事業室長
1988トステム㈱技術統括部長
1989トステム㈱TBI事業部コンサルタント部長
1990経営コンサルタントとして独立 

金型の設計技術者としてスタート、大手生産会社の生産現場を経験し、「行動しなければ結果は出ない」という厳しい企業戦士としての実体験を通じて、現在の経営コンサルタントとしての私が培われたように思います。
企業での製造現場経験、技術スタッフ、海外事業、工場長、経営企画など平均2年毎に新しい職場経験を積み、「ある意味の八百屋さん」的な幅広い知識と実践ノウハウを蓄積することが出来ました。 
経営コンサルティングサービスを通じて「付加価値を創造する」ことが重要であると考えています。
「付加価値」をクライアント企業の皆様に提供するとともに、ほんの少しの恩恵をコンサルティングフィーとして頂戴する「give&take」ではなく「give,give,give and take」の精神で、多くの付加価値利益をクライアントの皆様に提供できるように心がけています。
「あどばる経営研究所」の「あどばる」はAdditiona Value付加価値の意味を込めていますが、常に付加価値の追求を忘れないように心がけています。

最新情報/こんな活動をしています

131201  キャリア形成促進助成金の活用によるコンサル支援提案/ISOコンサルコスト大幅削減提案
131101  ISOマネジメントシステム規格統合化コンサルティング開始/MSS・HLS各規格の相違点・特長整理
130115  ISO39001道路交通安全マネジメントシステムの認証コンサル及び内部監査員研修活動開始
121001  「省エネ・エコセンター.com」WEBサイト公開・・・省エネ・コストダウン活動開始
120601  ISO管理責任者のためのセミナー開催
120401  経営に役立つISO/成果に貢献するISOマネジメントシステムセミナー開催
110601 ISO50001(エネルギーマネジメントシステム)認証取得コンサルティング開始
100115 ISO/TS16949(自動車産業向けQMS)認証取得コンサルティング開始
091201  省エネ・コストダウン、温室効果ガス削減コンサルティング開始/省エネ・ECO研究所
090801 発展ISOコンサルティング&研修会の開発
090725 東京Office&セミナールームの住所変更:東京都千代田区神田小川町3丁目
090331 あどばる通販/ネットショッピング 開設/ネットマーケティングの研究開始
081120 初期費用無料のホームページ制作サービス開始
081030 "関西あどばるHP”開設 http://kansai.addval.cc
080801 ホームページ制作&コンサルサイト”あどばるHP”開設 http://info.addval.cc
080728 個別企業向けのオリジナル&少人数に特化したセミナー・研修会を始めました。
080604 土曜サロンの開講、企業の個別ニーズに対処。毎土曜日開催/日時は予約制
080601 少数精鋭オープンセミナー・研修会/各種講座開設
080501 東京セミナールーム開設/東京都中央区銀座1丁目
080318 内部統制/J-SOX内部監査員養成研修2日コース、2008/4講座開設
071201 航空宇宙産業セクター規格JIS Q 9100ハンディタイプ資料
071103 「ISO内部監査員.JP」サイトを開設しました。
071102 コストダウンVAPS改善塾でコストダウンスキルをレベルアップ!!
071101 「セミナー・研修会.JP」サイトを開設しました。
071002 設備の5S/ステップ式で進めるTPM
071001 みんなでやろうTPM
070901 TA分析手法/エゴグラムでコミュニケーションを改善できる
070802 CEマーキングコンサルティング
070801 ISO資料、経営改善資料等無料ダウンロードサイトを設けました。
070706 内部統制コンサルティング
070705 内部統制/構築・運用ガイダンスセミナー
070704 内部統制/文書化・構築・運用ツール集紹介セミナー
070703 内部統制/文書作成研修会
070702 内部統制/企業内推進者養成講座3日コース
070701 内部統制/コンサルタント養成講座3日コース
070607 ISO文書作成添削指導塾
070606 ISO認証・自力取得指導塾
070605 コストダウン実践指導塾VAPS/EMST
070604 経営改善に貢献するISO内部監査員養成研修
070603 PPMレベルの不良率改善
070602 ホワイトカラーの生産性改善
070601 ビジネスコーチング公開セミナー